獨古農園(どっこのうえん)は、スマート農業に取り組んでいます。スマート農業とは、ロボットやAI、ICT(情報通信技術)などの先端技術を活用した農業のことです。例えば、ハウスの室温をセンサーで感知し、その農作物の生育にとって最適な温度へ自動調整してくれる仕組みなどがあります。感知したデータはスマートフォンやタブレットに蓄積され、次年度以降の生産計画に役立てられます。
超省力化や食料自給率の向上など、農業や食に関する様々な問題の解決に繋がる合理的な方法として、近年注目を集めている農法です。
当農園では、キュウリの水や肥料の供給に「養液土耕栽培システム」を導入しています。このシステムは、センサーが土中の水分量や塩分量、地温などを計測し、ハウス内の気温や日射量などのデータと照らし合わせて自動的に供給してくれるというものです。
人力では一日に2~3回しか供給できないのですが、このシステムによって1時間ごとに供給することが可能となりました。水も肥料も少量ずつ供給するため、キュウリにストレスがかかりにくく、美味しいキュウリに育つというメリットもあります。
スマート農業で生産することのもうひとつのメリットは、品質向上と価格の低減を両立できる点です。美味しい農産物を作るためには、土づくりや、水やり、温度管理など、多くの工夫が必要となります。これらのすべてを人力で行う場合は、ひとつの農家で生産可能な量に限界が生まれ、それがそのまま価格にも反映されます。
スマート農業には、そういった農作業の一部をロボットなどに任せることで、生産効率を向上させ、同じ品質でもお安い価格で提供できるようになる、というメリットがあります。
獨古農園では、味や食感の良い美味しいキュウリを、毎日の食卓で気軽にお召し上がりいただきたい、という想いから、スマート農業による効率化を行っております。データに基づいた管理下で栽培されているため、安定的に美味しいキュウリを生産することができています。
取集したデータをもとに、今後もより美味しいキュウリの生産に向けて改善を重ねてまいります。是非、獨古農園こだわりのキュウリを、ご家庭でお召し上がりください。